整備工場としての接客
ここでは認証工場として顧客を増やす、車検台数を増やす為に考えて欲しい事、考えなければならない事を・・・。
考え方としては指定工場でも同じだと思いますが・・・。
これからの認証工場ですが、車検や顧客獲得の競争が激しくなって売上げを増やすのは難しい感じがしています。
車検の新規獲得や新規顧客の獲得では指定工場に及ぶはずもありません。
しかも、同じ認証工場同士でも競争になっています。
となると、これからの認証工場では
車検の減少に伴う売上げや顧客の減少
不況下でのメンテナンスや台単価の減少
このような中で認証工場が生き残っていく為には、指定の取得をして指定工場としてやっていくか、認証のままで顧客の獲得や車検台数を増やしていくかどちらかの決断が必要だと思います。
指定の取得についてですが、指定の取得もいいでしょうが、次世代の経営者の確保はできているのでしょうか?
指定を取得してこれからも長くやっていくには後継者が必要となりますよ。
あなたの工場には後継者が育っていますか?
指定を取得しても、長く続けなければ借金だけが残りませんか?
たしかに指定工場になれば車検台数は今よりも増えるでしょう。
ただ、指定工場になったからといって、思い通りの台数になるかといえば難しいと思いますよ。
売上げで苦しんでいるのは認証工場だけではありません。
既存の指定工場も苦しんでいるのですよ。
指定工場も必死になって車検や顧客の獲得をやっているのですよ。
そのような状況の中へ、資金を使っていくのもどうかと思いますが・・・・。
費用対効果?
経費対効果?
指定工場での最低人員、検査員の確保、検査ラインの新設、機器工具等、計算してください。
設備投資なら、減却だけで済みますが人員についてはずっと経費が増えますよ。
その為に1ヵ月平均で車検台数は何台確保すればいいのでしょうか?
台当たりの金額はいくらになりますか?その金額で車検台数が増えますか?
それだけの台数が、台単価が確実に保障できるのならいいでしょう。
そのめどはありますか?
少しでも車検が増えればそれに付随して一般作業等が増えると思っていませんか?
一般作業も思っているほど増えませんよ。
あなたの整備工場として、実際に欲しいのは
粗利でしょうか?
売上げでしょうか?
車検台数でしょうか?
車検台数を増やしていくにしても、他業種からの参入、既存指定工場の努力等で新たに指定工場になっても簡単には増えていきそうにありません。
ご存知かと思いますが、指定工場になる為には人員や設備で相当な費用がかかります。
現状で人員、設備がある程度でも整っているのなら指定工場になるべきでしょう。
しかし、これから人員や設備を充実していかなければならないのなら考えなければなりません。
これから先、そこまでお金を投資する必要があるでしょうか?
同じ認証工場でも色々な形態があると思いますので、一概に指定の取得はしないほうがいいとはいえないでしょう。
よく考えてみてくださいね。
簡単な流れですが、
ガソリンスタンド、用品店 → 車検(短時間) → 顧客の獲得(ガソリン、用品売上げ増加)
指定工場 → 車検(短時間)→ 顧客の獲得(整備売上げ増加)
ほとんどがこの流れになろうかと思います。
この流れの中で、認証工場はなにができるのでしょうか?
これからの認証工場では、指定工場ではできないような顧客サービスをやっていけばいいと考えています。
それを踏まえて、私が考えるこれからの認証工場は
認証工場 → 顧客の獲得 → 車検、一般整備、鈑金(整備売上げ増加)
この流れになるのではないでしょうか?
以前からこの流れだと思いますが、それができていないから顧客が減るだけで増えなくなっているのがわかりますよね?
認証工場が指定工場のように車検の獲得に向かっても無理があります。
車検では、指定工場には太刀打ちできません。
その理由は・・・・・・・・・、わかりますよね。
これからも認証工場でやっていこうとするなら、無料レポートにも書いていますが基本にかえって、確実な顧客の獲得、顧客の囲い込みを主体に考えないと無理でしょう。
特に、他業種が車検だけをやっているのですから車検以外の整備で顧客を取り込み、その顧客の次回の車検を自社に結び付けていくように考えないといけないと思います。
その為の整備技術は持っているはずですからね。
その技術にプラスして顧客管理を充実していくことができれば売上げも上がるのではないでしょうか?
顧客獲得プランや、顧客紹介プランを用意していますので、それらを使って新規顧客の獲得や既存顧客の管理をしてほしいのですが、それらを使ってもすぐには結果が出ません。
何事もそうでしょうが、地道な努力と継続しかありません。
特に顧客管理は毎日毎日の積み重ねです。
一度でも来店されたお客様を逃がさないような顧客管理、応対が必要になります。
その為の道具として高価なパソコンを導入したのではありませんか?
そのパソコンを、使いこなせていますか?
そのパソコンには色々な顧客管理ソフトが入っていませんか?
それらを使いこなす事が最初の一歩ではないでしょうか?
やれるだけの事をやってくださいね。
その話の続きになりますが、なぜ、ニューサービスというものができたのでしょうね?
その背景はわかりますか?
簡単にいえば
車検整備一式
ラジエータ交換一式
ブレーキオーバーホール一式
鈑金一式
この言葉に見覚えがありませんか?
これが、ニューサービスが出来た理由ですよ。
だから、ニューサービスは指定工場だけのことではありません。
指定工場の車検だけのことではありませんよ。
認証工場としても考えなければならない事ですよ。
たとえば、ストップランプ球交換。
これだけの作業でも上手に応対すれば、次回の車検の入庫にも繋げる事ができます。
この理由がわかりますか?
考えてくださいね。
わかればいいのですが、わからなければ振興会にでも聞いてみてください。
各地の振興会なら教えてくれる事です。
振興会に聞くのが邪魔くさいのなら・・・・・・
整備工場の接客の考え方 を買ってください。
これは誰でもわかる事ですので、販売レポートでは紹介していません。
この接客の考え方 は今のところは¥1,000円です。
値上げをするかも・・・。